滑川市観光協会は、市の観光遊覧船「キラリン」で富山湾を周遊する富山湾岸クルージングの団体客向けに、ドローンを使って記念写真を空撮するサービスを始めた。立山連峰を背景にした海上からの写真でも富山湾の魅力を満喫してもらう。

　同協会は、新型コロナウイルスの影響で観光客が減った昨年から、市内の風景や名所をドローンで空撮してＳＮＳで発信している。クルージングの魅力も空撮で伝えて付加価値を高めようと、運航を担うウェーブ滑川の協力を得てサービスを企画した。

　１５人以上の団体客が対象。軽量で規制対象外のトイドローンを船上から飛ばし、高さ約１０メートルから撮影する。写真は団体の代表者にデータ送信する。乗船日の３日前までに予約が必要で、料金は３千円。

　同協会の廣橋和親事務局長は「今後も短い動画の撮影などサービスを拡充させていきたい。海からの撮影が他の地域でも広がれば面白い」と話している。