標柱を取り付ける会員ら

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歴史の道百選の田近越 散策しやすく 史跡愛護会が標柱設置

北日本新聞(2021年7月27日)

 富山県小矢部市の北蟹谷史跡愛護会と内山地区の住民らが26日、文化庁の「歴史の道百選」に選ばれた古道「田近越(たぢかごえ)」の入り口に案内の標柱を取り付けた。

 田近越は北蟹谷地区から石川県津幡町を経て、金沢市へ延びる古道。北陸道の脇道として中世から使われていた。明治末期以降は人が通らず、ササに覆われて道筋が分からなくなった。

 2019年10月の「歴史の道百選」選出を機に、同会が全長6キロのうち、小矢部市内の区間約1キロでササを刈るなど整備した。

 木製の標柱は15センチ四方の角柱で高さ1・4メートル。6人が、標柱を地面に刺して固定した。一乗寺城跡と梨ノ木平山への方向と距離を示すプレート2枚を取り付けた。水口久太郎会長(81)は「一帯は紅葉を眺めたり、森林浴をするにはうってつけ。多くの人に散策してほしい」と話した。

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