加賀野菜「加賀つるまめ」の初競りは27日、金沢市の中央卸売市場で行われ、鮮やかな緑色に育った加賀つるまめ36ケース(計約70キロ)が競り落とされた。県内のスーパーなどに並ぶ。
加賀つるまめは独特の香りと風味が特長で、今季は富樫地区の農家6軒が約30アールで栽培している。生産者によると、今年は4月に気温の低い日が続き、生育が心配されたが、7月の好天で品質は上々という。10月中旬まで、昨年並みの約1千キロの出荷を見込む。
JA金沢市加賀つるまめ部会の小松豊明部会長(65)は「煮浸しやごまあえ、天ぷらにして味わってほしい」と話した。初競りに先立ち、山野之義市長があいさつした。