東京五輪のメダリストを組み合わせた砂像=金沢市藤江北4丁目のパン店

東京五輪のメダリストを組み合わせた砂像=金沢市藤江北4丁目のパン店

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五輪メダリストを砂像に 感動ありがとう 金沢・藤江北

北國新聞(2021年8月10日)

 東京五輪閉幕から一夜明けた9日、金沢市藤江北4丁目のパン店「アルティジャーノ」に、今大会のメダリストを描いた砂像が登場した。砂像クリエーターで千里浜砂像協会長の古永健雄さん(50)=羽咋市千路町=がアスリートへ感謝を込めて制作した。古永さんは「コロナで暗い日々が続く中、感動をありがとうと伝えたい」と話した。

 砂像は高さ2・5メートルで、砂15トンを使用。クリエーター仲間の近藤英樹さん(52)=愛知県稲沢市=と5日から作業を進めた。

 作品には聖火を背景に6種目のメダリストを描き、卓球混合ダブルス金の水谷隼(じゅん)・伊藤美誠(みま)ペアや連覇を果たしたソフトボールの上野由岐子投手を配した。今大会の新競技も採用。スケートボード女子ストリートで金の西矢椛(もみじ)選手、空手男子形で金の喜友名(きゆな)諒選手、サーフィン男子で銀の五十嵐カノア選手、スポーツクライミング女子複合で銅の野口啓代選手もデザインした。

 古永さんは2019年から五輪を題材にした砂像制作を通して機運の盛り上げに励んでおり、県内の聖火ランナーにも選ばれた。古永さんは「自分がつないだ火が聖火台にともった瞬間は感慨深かった。自国開催の大会に関われて良かった」と話した。

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