宮田村の宮田高原の地下水を使った地ビール「宮田高原の風」が完成し、今月発売された。村内の酒販店でつくる活性化委員会が企画し、2005年から続く取り組み。活性委の5店で取り扱う。
原料水は例年、中央アルプス伊勢滝で採水していたが、林道が崩落して通行止めになったため、宮田高原の水に変更。パッケージに村がPRに力を入れるレンゲツツジの写真を使った。醸造を担った南信州ビール駒ケ岳醸造所(宮田村)の丹羽隆さん(39)は「すっきりとした味わいに仕上がり、豆腐など和食にも合いそう」。委員長の細田健一さん(70)は「お土産や家飲みに利用してもらえたらうれしい」と話している。
330ミリリットル瓶で1200本を製造。1本税込み524円。売り上げの一部は、中アの環境保全を目的に関係機関に寄付する予定だ。問い合わせは入田細田酒店(電話0265・85・2105)へ。