ポールを使って歩くスポーツ「ノルディックウオーク」の体験会(福井新聞社後援)が8月22日、福井県大野市南六呂師の六呂師高原で開かれた。県内の愛好者ら22人が参加。一帯に残る陸軍の旧跡を訪ね歩き、知識を深めながらさわやかな汗を流した。
勝山市のNPO法人「せいきコミュニティースポーツクラブ」が健康づくりとともに、一帯が戦時中に陸軍歩兵第三十六連隊の演習場だったことを学んでもらおうと企画した。
参加者は、同クラブの四谷憲夫理事長の案内で、軍馬の厩舎(きゅうしゃ)だったとされる建物などを巡った。道中では放牧された牛など高原ならではの光景も楽しみながら、約5キロの道のりを1時間余りで歩いた。
参加した大野市の主婦は「無理なく身体を動かせたし、陸軍の話なども聞けて楽しめた」と話していた。