パフォーマンスで熱演するダンサー=珠洲市のラポルトすず

パフォーマンスで熱演するダンサー=珠洲市のラポルトすず

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奥能登国際芸術祭 アートな週末、珠洲に活気

北國新聞(2021年9月12日)

 珠洲市で開催中の奥能登国際芸術祭2020+(プラス)(北國新聞社特別協力)は11日、市内外の多くの人が週末のアート鑑賞を楽しんだ。県内の新型コロナのまん延防止等重点措置が延長されたため、30日まで屋内展示作品の公開は休止されるものの、鑑賞者は屋外の展示作品を中心に各会場を巡った。

 ラポルトすず中庭の特設会場では、ダンスパフォーマンス「ひびのこづえ×スズズカ2021 Come and Go(カム・アンド・ゴー)」が行われた。芸術祭参加アーティストひびの氏の衣装をまとった11人の演者「スズイレブン」が珠洲の海をイメージしたダンスを繰り広げた。

 潮の満ち引き、海藻やクラゲ、魚などが表現され、地元から参加した三盃璃那子さん(飯田高3年)は「将来、舞台に立つのが夢なのでいい勉強になった」と話した。小町一嘉さん(正院小5年)は「たくさん練習した成果を出せた」と充実した表情を浮かべた。12日、10月9、10日にも行われる。

 山あいの集落である若山町吉ケ池では、坂巻正美氏の「上黒丸 座円 循環 曼荼羅(まんだら) 参-行雲流水(こううんりゅうすい)上黒丸○」の創作活動として、地元住民が参加し、通う人がいなくなった古道に茅(ち)の輪を設置した。

 整備した道をたどると大きな円を描くルートが出来上がる。30日までは公開休止だが、参加者は輪を設置し、草やぶを刈り払う作業に汗を流した。芸術祭は10月24日まで。

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