鉄道と港のまちの宝として公園に設置されている蒸気機関車(SL)「C58」の清掃活動が9月11日、福井県敦賀市本町2丁目の本町第3公園で行われた。2年ぶりの実施で、汚れがたまった黒い車体をすっきりと磨き上げた。
鉄道遺産に愛着を持ってもらおうと、市や商工会議所、市民団体などで組織する「敦賀・鉄道と港」まちづくり実行委員会が毎年実施しているが、昨年は金ケ崎緑地周辺で「つるが鉄道フェスティバル」を開催したことから中止。コロナ禍が続く今年は一般参加を募らず、実行委有志ら15人ほどが集まり行った。
参加者はデッキブラシや、高圧洗浄機を使って汚れを落としたり、車両周辺の草取りをしたりして汗を流した。
「C58」は「シゴハチ」の愛称で親しまれた。公園に展示されている車両は1940年製で、71年までJR小浜線で活躍した。