長野市の市立長野高校の美術部員や元部員らの作品展「市立長野高校美術部の軌跡2」が、同市信州新町美術館で開かれている。油彩、水彩、パステル画など38点の力作が並ぶ。
美術館の学芸員が同校美術部員の作品に注目し、開いた2016年以来、2回目。今回は1~3年生と卒業生、顧問の石坂宏教諭(63)の計27人が出品した。
昨年の全国高校総合文化祭に出品されたパステル画「掌中ノ珠(じょうちゅうのたま)」は、リンゴを力強く握り締める手が大きく画面中央に描かれ、迫力十分。窓際のコップに注がれた牛乳に光が差し込み、幻想的な光彩を放つ作品も目を引く。
「前回よりもレベルアップしている。高校生の若々しさを感じてほしい」と石坂教諭。来年2月6日まで。月曜と祝休日の翌日などは休館。入館料大人500円、高校生300円、小中学生200円。