県果樹試験場(須坂市)が開発したブドウの新品種「クイーンルージュ」が今秋から本格的に出荷されたのに合わせ、全農県本部(長野市)は23日、長野市の三つの飲食店で試食品の提供を始めた。シャインマスカットとユニコーンを掛け合わせており、赤く大粒で糖度が高く、種がなく皮ごと食べられる。まずは地元の人に味や見た目を知ってほしい―と企画した。
大門町の「THEFUJIYAGOHONJIN(ザ・フジヤ・ゴホンジン)」はディナーで最初の飲み物を出す際、シャインマスカット、ナガノパープルと合わせ、半粒にカットし「ぶどう三姉妹」として出した。家族3人で訪れた千曲市の会社員清水英徳さん(57)はクイーンルージュを味わい「すっきりとした甘さでおいしい」。
試食品は鶴賀問御所町の「かんてんぱぱcafeTOiGO店」、横町の「根元八幡屋礒五郎横町カフェ」でもなくなるまで提供する。