連日完売する人気の「キミとホイップ」の台湾カステラ

連日完売する人気の「キミとホイップ」の台湾カステラ

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台湾カステラ、ふくらむ人気 長野の専門店・ケーキ店で連日完売

信濃毎日新聞(2021年10月6日)

 若者たちを中心に人気を集めているスイーツ「台湾カステラ」を取り扱う店舗が、長野市内で増えている。ふわふわとしていて、食べると口の中で溶けるような食感が人気の理由。9月には専門店が同市高田にオープンし、連日完売するほどの盛況ぶり。新型コロナウイルス下で増えている「おうち時間」の楽しみや、手土産などとして好評という。

 台湾カステラは台湾北部の名物。「焼きたてのケーキ」という意味で「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」と呼ばれている。

 高田にオープンした「純生カステラキミとホイップ長野店」は、卵などの材料は国産を使い、年齢を問わず楽しめるように甘さを控えめにした。市内で居酒屋などを展開する「TSPACE(ティースペース)」がフランチャイズで運営。新型コロナの影響で居酒屋の経営が苦しい中、テークアウトの営業に活路を見いだそうと始めた。多い日で約300個を売り切り、予約をしないと購入できないことが多いという。

 訪れた須坂市の50代会社員女性も事前に予約して購入。友人たちと集まる際の手土産にするといい、「みんなで分け合って食べるのが楽しみ」。店長の高山英明さん(41)は「今後、カステラで生クリームをサンドしたものなど新商品も発売したい」と意気込む。

 長野市若槻東条のケーキ店「トワサンク長野魔女のチーズケーキ」も流行を一早く取り入れようと、6月に発売。料理長の土屋まいさん(26)によると、ほぼ毎日完売し、予約のみの販売になることもある。「特製のチーズクリームと合わせて食べるのもお薦めです」

 ながの東急百貨店(長野市)の別館シェルシェでは、催事に出店している神戸市の「&EARLGREY(アンドアールグレイ)」が台湾カステラを販売。紅茶のアールグレイに使われるベルガモットのかんきつ系の風味が口いっぱいに広がる商品だ。販売は6日午後5時までだが、同百貨店の催事担当者は「旬の商品を提供したい」とし、今後も催事や食料品売り場で扱っていきたいとしている。

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