阿智村のスキー場「ヘブンスそのはら」で、早朝に雲海を眺める恒例のツアーが始まった。伊那谷は秋に雲海が発生しやすく、紅葉と共に楽しめる。昨年は期間中の7割の朝に雲海が出現。さらに今年は「より高い出現率」(担当者)とアピールしている。11月7日まで。
期間中は上りのロープウエーを毎日午前5~7時に運行。リフトに乗り継ぎ、標高約1600メートルにあるカフェ併設の展望台に向かう。雲海が出やすい条件は、風がなくて寒暖差があり、雨が降った翌日が良いという。現在の日の出は午前6時ごろで、南アルプスの稜線(りょうせん)から昇る御来光に照らされる雲海が見られる。
気温は平地より5~10度低いといい、ツアーを担当する谷沢信さん(45)は、ダウンジャケットやマフラーの持参を勧める。料金は高校生以上3600円、小中学生1800円で、インターネットや現地で購入できる。問い合わせは同スキー場(電話0265・44・2311)へ。