須坂市のケーブルテレビ、Ｇｏｏｌｉｇｈｔ（グーライト）は１８日、台湾向けに信州の魅力をＰＲする映像を作ろうと、軽井沢町でロケを行った。新型コロナウイルス収束後をにらみ「ちょっとリッチな旅」を提案しようと、町内のホテルなどを巡った。

　民放テレビの南日本放送（鹿児島市）との共同事業。県内では「日本有数のリゾート地・軽井沢」と「東御のワイン」にスポットを当てることにした。南日本放送は今夏、世界自然遺産に登録された鹿児島県奄美大島の魅力などを伝える。

　この日は奄美大島出身・在住の歌手、中(あたり)孝介さん（４１）らを案内役に、まず町内のホテル「旧軽井沢ＫＩＫＹＯキュリオ・コレクションｂｙヒルトン」へ。高級感漂う客室などを紹介した。旧碓氷峠の見晴台では、夕日を楽しんだ中さんが島唄を歌った。

　両社の映像は来年１月、テレビ番組として台湾全土で放映される。事業は観光誘客を図る総務省の助成制度を活用し、本年度で３年目。グーライトメディア推進本部の山岸慎治部長（４４）は「新型コロナ前、信州は台湾からの入り込みが多かった。映像で引き続き関心を高めてもらいたい」と話した。