初競りに掛けられた能登志賀ころ柿=金沢市中央卸売市場

初競りに掛けられた能登志賀ころ柿=金沢市中央卸売市場

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志賀ころ柿 初競りで8個入り3千円

北國新聞(2021年12月1日)

 志賀町特産の干し柿「能登志賀ころ柿」の初競りは30日、金沢市中央卸売市場で行われ、1500箱(800キロ)が1箱2~3千円で競り落とされた。今年は最高級のプレミアム規格や次点の特選がなく、最高値は2Lの秀品(8個入り)の1箱3千円にとどまり、昨年過去最高を記録した1箱(12個入り)25万円の更新はならなかった。

 JA志賀によると、今年は春先の霜被害や8月下旬以降の天候不順で原料の最勝柿(さいしょうがき)が不作となり、出荷量は例年の約3割の1万5千箱(15トン)を見込む。大きさも小ぶりなものが多い。

 一方で、全体の1個当たり取引価格は、例年と比べ3~4割上昇した。供給量の少なさから相場が上がったとみられる。

 競り落とされたころ柿は、石川県内や大阪のスーパーなどに並ぶ。出荷は来年1月中旬まで。

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