イトヨ生息地として国の天然記念物に指定されている福井県大野市の本願清水の環境整備工事が完了し12月19日、本願清水イトヨの里で観察会が開かれた。参加した子どもたちは、きれいになった生息池を観察窓からのぞき込みイトヨの姿を探していた。
工事は市が2020年から実施。計120トンの汚泥を除去したほか護岸整備を行い今年10月に完了した。
工事で池の上流に移っていたイトヨが下流側にも徐々に戻り、観察窓の前を泳ぐ数が増えてきたことから観察会を企画した。
市内の小学生20人と保護者らは観察窓から稚魚と成魚が泳ぐ姿を確認。イトヨを題材にしたスクラッチアート、クイズなどを和気あいあいと楽しんでいた。