ショウガシロップを活用したジェラートの試作品を紹介する細川顧問(左)と平井部長

ショウガシロップを活用したジェラートの試作品を紹介する細川顧問(左)と平井部長

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ジェラート 香り爽やか 上市町特産ショウガシロップ使用 商工会女性部 試作品完成

北日本新聞(2021年12月28日)

 上市町商工会女性部(平井潤子部長)は、町特産品のショウガシロップを使ったジェラートの試作品を完成させ、12月27日に町役場で披露した。「ジェラートDEしょうが」と名付け、ショウガの香りが爽やか。2022年度から町内の飲食店での提供を目指し、小売店で扱ってもらうことも検討している。

 ショウガシロップ「上市でしょうが!」は、11年度に女性部が町産ショウガを使って商品化した。12年に国際味覚審査機構(本部・ベルギー)の優秀味覚賞で二つ星に選ばれた。

 新型コロナウイルスの影響で消費が冷え込む中、人気商品のシロップでデザートをつくろうと、7月から商品化を進めてきた。シロップの濃度を変えるなどして8種類を試作。ジェラートにシロップを15%入れ、ショウガの味と甘さがバランス良く仕上がった。

 試作品は小売店での販売用カップ(90ミリリットル入り)、飲食店での提供用パック(2リットル入り)を用意した。カップのラベルは剱岳をデザインした。ジェラートの製造販売事業を特産品販売施設「里山の駅 つるぎの味蔵」(上市町広野)を運営するティー・ツリー・コミュニケーションズ(同)に任せることを検討しており、今後価格を設定する。

 ジェラートを味わった中川行孝町長は「ショウガの味がして、口の中でとろけような味わい。本当においしい」と評価した。

 平井部長は「特産のショウガを使ったデザートで地域活性化につなげたい」、女性部顧問で町料理飲食業組合理事長の細川和子さんは「飲食店のメニューに加え、コロナの感染対策を進めながら、上市を盛り上げたい」と期待した。

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