福井県大野市内で2月5、6両日に開催を予定していたイベント「第16回結の故郷(くに) 越前おおの冬物語」(実行委、大野市主催、福井新聞社共催)について、同市は24日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止すると発表した。同時開催の「でっち羊かんまつり」も同日までに中止が決まった。両イベントとも中止は2年連続。
「冬物語」は雪見灯ろうと大輪の花火が城下町を幻想的に照らす同市の冬季の一大イベント。大野商工会議所主催の「でっち羊かんまつり」は、市内菓子店がそれぞれに受け継ぐ味を一度に楽しめる催事として親しまれている。ともに人気が高く、2020年は2日間で約2万6千人が訪れた。
実行委員会は開催に向けて準備を進めてきたが、急速に拡大する感染状況に鑑み、「市内外から多くの人が来場する同イベントの開催は、さらなる感染拡大を引き起こす可能性がある」と判断した。