砺波市を拠点に活動する劇団「となみミュージカルキッズ」は3月5、6の両日、市文化会館でオリジナルミュージカル「メリーゴーランド~いちばん大切なもの」を上演する。出演する小中高生らが29日夜、同会館で初めて本番の衣装を着て稽古した。
となみミュージカルキッズは2005年に発足し、オリジナル舞台を年1回上演している。現在、県西部の小学3年生から高校3年生まで計24人が所属し、今回は一般の7人を加え31人が出演する。
「メリーゴーランド」は、仲たがいして別居中の両親を仲直りさせようと兄妹が奮闘する物語。家族の絆、人とのつながりがテーマで、家族の宝物だったオルゴールが重要な役割を果たす。
昨年10月から稽古を重ねている。29日は出演者が個性豊かな衣装を身に着け、場面ごとに動きを確認した。
脚本・演出を手掛ける福田博子さん(砺波市)や元劇団四季団員の荒巻正さん(同)らが、出演者の色のバランスやサイズ感などをチェックした。
兄役を務める南砺市福野中学校3年の中島真之介さんは「お客さん全員を笑顔にできるような舞台にしたい」と意気込んだ。
3月5日は午後6時半、6日は午後1時半開演。指定席は1500円、自由席は大人1200円(当日1500円)、高校生以下500円(当日800円)。
オリジナルミュージカル「メリーゴーランド」実行委員会、となみミュージカルキッズを応援する会、砺波市花と緑と文化の財団主催、北日本新聞社後援。問い合わせは市文化会館、電話0763(33)5515。