面を付けて出発する鬼役の小中学生=能登町秋吉公民館

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アマメハギ怠け心戒め 能登・秋吉 玄関で所作【石川県】

北國新聞(2022年2月4日)

 能登町秋吉地区の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「アマメハギ」は3日、地区の4集落で行われた。新型コロナ感染が再拡大したため、地元関係者のみで簡略化して実施し、鬼役の小中学生は玄関での所作にとどめ、住民の怠け心を戒めた。

 アマメハギは家内安全と豊作を願い、能登町秋吉、河ケ谷(かがたに)、清真(きよざね)、宮犬で節分の夕方から夜にかけて行われている。

 このうち、秋吉では面や衣装を付け、鬼に姿を変えた小学1年から中学3年までの6人が秋吉公民館を出発し、26軒を回った。6人は家に上がらず、玄関で「アマメー」と叫び、模造した包丁で木おけをたたく所作にとどめた。

 鬼役として参加するのは最後となる松波中3年の畑下征吾さん(15)は「秋吉に子どもがいる限り、立場は変わっても文化財を守っていきたい」と決意を口にした。

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