金沢市里見町周辺で５日、石川の冬を彩る食のイベント「フードピア金沢２０２２」（北國新聞社特別協力）の「金澤町家周遊ツアー」が始まった。参加者は趣深い町家を巡り、城下町の風情を堪能した。

　参加者は市文化財の立野畳店（大工町）や里見町の伝統的な建築様式「アズマダチ」風の武士系住宅などを訪れた。

　案内人を務めた金沢工大の増田達男名誉教授が庭木や土塀の特徴を説明し、里見町のこまちなみ保存区域について「侍屋敷の座敷を残した住宅も過去にあり、風情がまだ感じられる」と話した。

　感染症対策で食事は行わず、弁当を持ち帰った。ツアーは２６日まで、全５コースで実施される。