能登伝統野菜の金糸瓜(きんしうり)、かもうり、沢野ごぼうの魅力を知ってほしいと、能登高の3年生5人が24日までに、三つの野菜を使ったジェラートを商品化した。刻んだ野菜を練り込むなどして計約500個を作り、3月5日から能登町越坂(おっさか)ののと九十九(つくも)湾観光交流センター「イカの駅つくモール」などで発売する。
ジェラートはいずれも90ミリリットルで、金糸瓜は爽やかさ、かもうりは香ばしさ、沢野ごぼうはキャラメルの風味がそれぞれ楽しめる。1個350円(税込み)で、イカの駅とマルガージェラート(能登町)の一部店舗で取り扱う。
5人は、ジェラートにすることで能登伝統野菜の知名度を上げ、生産者や生産量の減少を食い止められないか昨年度の授業の中でアイデアをまとめた。農家から特徴や生産時の苦労を聞き、同社の柴野大造社長(能登町出身)に伝えた上でジェラート製造を依頼。パッケージのデザインは卒業生の協力を受けて作った。
地域創造科3年の濵口眞斗さん(18)は「たくさん売れてほしいし、三つの野菜の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話した。