県や観光事業者などでつくる信州キャンペーン実行委員会は3日、善光寺御開帳や諏訪大社御柱祭など春に行われる県内の大型行事をオンラインでPRした。新型コロナウイルス感染防止策への協力も求めながら、行事がめじろ押しの珍しい年だとして「春らんまんの信州各地を訪れて」と呼び掛けた。
今年は御開帳と御柱祭のほか、飯田お練りまつり、穂高神社式年遷宮がある。この日は阿部守一知事と県永久観光大使でタレントの峰竜太さんが東京都内の県情報発信拠点「銀座NAGANO」から出演し、各地の会場とつないで催事関係者が見どころなどを紹介。動画投稿サイト「ユーチューブ」でライブ配信した。
御開帳関係者は、参拝者の分散を促し、本堂前に立てる回向(えこう)柱の表面にウイルスの活動を抑えるとされる「光触媒剤」を塗ると説明。知事は宿泊施設や交通事業者が進める感染対策、催事関係者による混雑予想の発信といった取り組みを示し、「安心、安全な旅行を楽しんでもらいたい」と述べた。峰さんはコロナ下で大型行事が行われるとし「皆さんの頑張りがここで見られる。私は全国に宣伝していきたい」と話した。