金沢城公園(金沢市)のいもり堀で7日、清掃作業が行われた。春の観光・花見シーズンに備え、冬にたまった落ち葉や泥を除去するためで、2日から水を抜き始め、7日に排水が完了した。作業は2010年4月に堀が復元整備された後、12年から毎年1回行っている。
いもり堀は延長約230メートルで、満水時の深さは1・5~1・8メートル。ポンプで排水し、7日から清掃作業に取り掛かった。作業員はほぼ空になった底に下り、掃除用具で露出した石垣などの汚れを落とした。
9日まで掃除し、その後4日間ほど掛けて水をためる。石川県金沢城・兼六園管理事務所によると、堀のコイは水が比較的多い場所に集められており、9日にいったんケースに移したあと、水がたまり次第、堀に戻す。