黒部市の黒部峡谷鉄道は、2022年度のトロッコ電車の全線開通日を当初予定の5月10日から同26日に遅らせる。積雪が多いためで、一部区間運行のスタートも遅くなる。24日に同社が発表した。
宇奈月-笹平の運行開始日は当初より7日遅れの4月27日、鐘釣までの延伸が19日遅れの5月20日となる。
全線開通が5月下旬になるのは、新型コロナの影響で6月からのスタートとなった2020年を除けば、15年以来となる。
終点の欅平の積雪は、3月中旬時点で2・1メートルと昨年より40センチほど多く、除雪や準備工事に時間がかかるという。営業は11月30日まで。