東京五輪で使用した表彰台が24日、魚津市のありそドームにお目見えした。大会のレガシーを引き継ごうと、大会組織委員会から譲渡を受けた市が設置。東京パラリンピックに出場した市内2選手らを応援するタペストリーも披露した。
表彰台は、大会組織委が全国の自治体などに寄贈するプロジェクトの一環で譲り受けた。体操やトランポリンなどが行われた有明体操競技場で銀メダリストが登壇したもので、大きさは縦横120センチ、高さ20センチ。
1階アトリウムにコーナーを設け、同じく表彰式で使われたメダルスタンドとトレーと共に展示している。来館者は自由に登ることができる。
応援タペストリーは3枚あり、東京パラに出場した車いすバスケットボール銀の岩井孝義選手、ボッチャ銅の藤井友里子選手、プロ野球ロッテの石川歩選手を写真などで紹介する。五輪とパラの聖火トーチも置いている。この日、トレーニングのためにありそドームを訪れた岩井選手は「応援を力に変え、次のパリ大会に向かって挑戦していきたい」と語った。