長野市松代町の旧樋口家住宅で26日、旧松代藩主真田家ゆかりの真田紐(ひも)を手織りする体験会が開かれた。観光客らが参加し、色とりどりの紐を織り上げた。
真田紐は、戦国武将の真田昌幸が刀の柄を巻いたと伝わり、丈夫さや幾何学模様が特徴。参加者は卓上の織り機に据え付けられたピンクや緑の縦糸に横糸を通す作業を繰り返し、さまざまな模様を黙々と作っていった。
地区のひな祭りイベントに合わせ、住民有志でつくる「真田紐・松代紬(つむぎ)の会」が開催。代表の山本薫さん(54)は「松代は真田家と深く結ばれている」と真田の伝統との"絆"を強調。