「恐竜の日」の4月17日、福井県大野市角野の市化石発掘体験センター「HOROSSA!(ホロッサ)」が冬期休業期間を終えて再開した。恐竜モニュメント2体のお披露目も行われ、再開に花を添えた。訪れた親子は、ハンマーとたがねを手に、真剣なまなざしで化石を探していた。
2017年に開業したホロッサでは、中部縦貫自動車道の工事で排出された岩石など、市内の幅広い年代の地層の岩石から化石探しが楽しめる。「白亜紀の森」や「デボン紀の海」など三つのエリアがあり、発見した化石は二つまで持ち帰ることができる。11月末まで通常営業。12月~3月末は10人以上の団体などの利用のみ受け付けている。
営業再開に合わせて同日、モニュメントの除幕式が行われ、全長4・7メートル、高さ2・7メートルのフクイラプトルと、全長2・15メートル、高さ1・45メートルのディロングの像がお目見えした。モニュメントは11月末までホロッサ正面で来場者を迎える。
この日訪れた子どもたちはモニュメントと記念撮影したり、一生懸命に割った岩の表面に化石がないか探したりしていた。富田小4年の児童は図鑑から出て来たようなモニュメントでかっこいいと話し、「絶対に化石を見つけて帰る」と意気込んでいた。