内灘町が観光スポットとして提案する、夕日に映えるサンセットブリッジ内灘

内灘町が観光スポットとして提案する、夕日に映えるサンセットブリッジ内灘

石川県 金沢市周辺 アウトドア・レジャー

砂丘、乗馬、凧作り...内灘へ寄り道いかが 町、小旅行3コース提案

北國新聞(2022年4月19日)

 内灘町は、砂丘巡りや乗馬、凧(たこ)作りなど町の魅力を堪能できる三つの小旅行商品を開発した。コロナ後の観光需要を見込んでいずれも10月の開始とし、旅行会社に売り込む。石川を訪れる観光客に内灘への「寄り道」を提案するとともに、県民にも近場の観光スポットとして紹介する。

 商品は「観光タクシーで巡る内灘トリップ」「内灘海岸を眺めながらプライベートな乗馬体験」「『凧のまち・内灘』で天高く舞う凧を作ろう!」の三つ。観光地としてあまり注目されていなかった内灘の魅力を発信するため、初めてコースを造成した。

 観光タクシーで巡る内灘トリップでは、北陸鉄道内灘駅からタクシーに乗り、内灘海岸やサンセットブリッジ内灘(内灘大橋)周辺の「恋人の聖地」を巡る90分コース、河北潟干拓地のホリ牧場夢ミルク館にも立ち寄る120分コースなどを用意。希望すればガイドの案内付きで回れる。

 乗馬体験ではヴィテン乗馬クラブの協力で、マンツーマンでの乗馬のレッスンを受けたり、餌やりを行えたりする。凧作りでは産業会館で専門家の指導を受けてオリジナルの凧を仕上げて近くの公園で揚げる。

 町によると、金沢市内のホテルに中長期で宿泊する観光客らから近郊の小旅行を希望する声が多く、自ら調べて内灘を訪れる人もいるという。内灘町の担当者は「金沢を訪れた観光客が少し足を延ばし、内灘町で小旅行を楽しんでほしい」としている。

  ●観光パンフ刷新

 町は18日までに、観光パンフレットを刷新した。表紙に内灘海岸と河北潟堤防沿い道路「母恋(ははこい)街道」の桜並木の写真をあしらった。

 B5判カラー印刷10ページで、観光名所のほか牧場牛乳などの特産品や一押しの観光コースを掲載。粟崎遊園などの歴史に触れるコーナーも設けた。町内の飲食店を紹介する地図が折り込まれた。英語版と中国語版もあり、県内の観光案内所などに配置する。

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