5月1、2の両日に南砺市福野地域中心部で開かれる福野夜高祭に向け、各町で夜高行燈(あんどん)の制作が大詰めを迎えている。
今年は3年ぶりに祭りを伝承する全7町が行燈を出す。制作は2月中旬に始まった。若衆が竹の骨組みに和紙を貼り、ろうで下絵を描く「ろう引き」をした後、赤や青、黄色の染料を塗り、行燈を組み立てる。
当番町である上町は大行燈と小行燈の2基を練り回す。26日夜は若衆5人が上町会館で和紙に色を塗った。若衆頭の朝山直洋さん(26)は「いよいよ始まる。最後まで気を引き締めてコロナ対策を徹底し、3年ぶりの祭りをみんなで楽しみたい」と話した。
福野夜高祭は福野神明社春の例祭の宵祭り。新型コロナの影響で2020年は中止、21年は規模を大幅縮小した。