富山県人初のエベレスト登頂者の立山ガイド、佐伯知彦さん＝立山町＝が主宰する山賊Ｃｌｕｂとやまは３日、親子向け教室「親子ｄｅ挑む！！チャレンジ登山１万メートル」をスタートさせた。初回は２０組４５人が立山町の尖山（５５９メートル）に挑戦した。

　立山登山など県内の登山文化の継承が狙い。１１月まで１３回開き、エベレストを超える標高１万メートルを目指す。「トヨタモビリティ富山」「ｉｐｔ」の２社が企画を支援した。

　立山あるぺん村近くの広場で出発式があり、佐伯さんが「いっぱい山に登ろう」とあいさつ。参加者は、雨具や飲み物など登山のための装備を確認した上で、登山口から入山した。

　射水市作道小学校５年の橋本緑（ろく）君（１０）、同３年の泉（せん）さん（８）、同１年の菊（きく）さん（６）のきょうだい３人は母親と参加。登山好きで雄山などを登った経験があると言い、「自然がある」「運動になる」などと話していた。

　小学生は参加無料で中学生は１回１５００円、高校生以上は２千円。問い合わせは山賊Ｃｌｕｂ、電話０７０（８９５９）１３１２。