佐々木市長(右)に吉川ナスの初物を手渡す会長(中央)ら=6月3日、福井県鯖江市役所

佐々木市長(右)に吉川ナスの初物を手渡す会長(中央)ら=6月3日、福井県鯖江市役所

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初物「吉川ナス」丸々 福井県鯖江市の伝統野菜、生産者が市長に贈呈

福井新聞(2022年6月6日)

 福井県鯖江市の伝統野菜「吉川ナス」の生産者でつくる市伝統野菜等栽培研究会の会長が6月3日、市役所を訪れ、丸々と育った吉川ナスの初物を佐々木勝久市長に贈った。初出荷は7日を予定し「天候に恵まれ、おいしく育ってくれた」と出来栄えをアピールした。

 吉川ナスは、千年以上の歴史があると伝わる丸ナス。国の地理的表示(GI)保護制度に登録されている。

 規格は200グラム以上で、枝が元気な初物は特に大きいという。会長が育てた直径約12センチ、重さ約500グラムの「特L」サイズ6個を佐々木市長に贈った。

 今年は市内の会員21軒が栽培。会長は「昨年と同じ4万個ほど収穫したい」と話した。佐々木市長は「びっくりする大きさ。多くの人に手に取ってもらい、笑顔で食卓を囲んでほしい」と述べた。

 7日は道の駅西山公園に初出荷し、6月中旬から11月ごろまで、県内スーパーやネットショップで販売する。

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