ＪＲ東日本長野支社は３０日まで、長野駅（長野市）と諏訪地方にある駅周辺の名所を巡るスタンプラリー「信州の歴史再発見の旅」を行っている。開催中の善光寺（同）御開帳と、５月まで開いた諏訪大社御柱祭に合わせ、北信、諏訪両地方の観光を盛り上げようと企画した。

　スタンプラリーには、位置情報を使うスマートフォンのアプリ「スポットツアー」を使って参加する。高島城（諏訪市）やイルフ童画館（岡谷市）、善光寺近くの西方寺など指定された名所２８カ所を訪れると、スマホ画面上にスタンプが自動的に表示される。

　コース内にある長野、岡谷、下諏訪、上諏訪、茅野の各駅では乗車券を提示すると、各駅オリジナルの御朱印をもらえる。スタンプラリーでは名所を訪れやすいように「長野・岡谷・下諏訪編」と「長野・上諏訪・茅野編」の２種類のコースを設定しており、指定された３カ所を巡ると県産材を使った箸が記念に贈られる。

　アプリでは各地の歴史や見どころについても解説。上諏訪駅副長の藤原良一さん（４２）は「スタンプラリーをきっかけにぜひ諏訪の名所へ足を運んでほしい」と話している。