アンズのシロップ漬けを作る参加者ら

アンズのシロップ漬けを作る参加者ら

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アンズのジャムやシロップ漬け体験会 千曲で3年ぶりに始まる

信濃毎日新聞(2022年6月23日)

 千曲市森のあんずの里観光会館で22日、アンズのジャムやシロップ漬け作りの体験会が始まった。新型コロナの影響で開催は3年ぶり。地元住民らでつくるNPO法人あんずの里振興会のメンバーを講師に、参加者は収穫期を迎えたアンズを瓶に詰めたり、煮詰めたりした。

 シロップ漬けは、アンズの実を二つに割って殺菌のため湯通しした後、ぎっしりと瓶に詰めてシロップを注ぎ、40分ほどで完成する。3キロ分作った長野市の佐藤しず江さん(57)は何度も訪れているといい、「去年は自分で作ってみたが時間がかかった。それに、ここで作るとおいしい」と話した。

 収穫期にアンズに親しんでもらおうと毎年開いていたが、長年指導を担っていた地元女性でつくる「杏華(きょうか)会」が昨年解散。振興会が引き継いだ。杏華会メンバーだった鈴木秋子さん(89)はこの日、手伝いに訪れて「コロナで2年できなかったが、また参加者が来てくれて良かった」と喜んでいた。

 7月8日まで毎日6、7回開く(要予約)。アンズ1キロと材料費込みで1800円。最大3キロまで作れる。1キロでジャムは225ミリリットル入りの瓶3本分、シロップ漬けは450ミリリットル入り3本分が作れる。問い合わせ、申し込みは観光会館(電話026・272・0114)へ。

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