能登町上町(かんまち)の観光農園「やなぎだブルーベリー園」に7月1日、ブルーベリーを使ったクレープや飲み物などを提供するキッチンカーが登場する。農園や隣接する柳田植物公園の来場者に地元産果物のおいしさを手軽に楽しんでもらう。
今年度から観光農園を運営するブルーベリー農家の平(ひら)美由記さん(44)=同町中斉=が能登産の果物や野菜の魅力を知ってほしいと、準備を進めていた。キッチンカーはコンセプトの「能登の香り」「農家」にあやかり「NOCA」と名付けた。
7月1~31日に行うブルベリーの収穫体験に合わせて開店し、果実をのせたクレープをはじめ、ブルーベリーのスムージーやサワー、ハイボールなど計8品を提供する。果実やブルーベリーカレーのルー、ハンドクリームなども扱う。
8月以降は観光農園での営業のほか、県内各地のイベントにも出張する。平さんは「クレープを片手に公園を散策してもらえればうれしい。農家が元気になるような野菜を使ったメニューも増やしていきたい」と話した。収穫体験を含め、毎週木曜が定休となる。