ようこそ、わくわくの世界へ―。長野市の県立美術館で16日、11月に愛知県に開園する「ジブリパーク」の全容を紹介する「ジブリパークとジブリ展」(信濃毎日新聞社など主催)が始まった。来場者はスタジオジブリ作品の思い出を振り返りながら、じっくりと楽しんでいた。事前予約制で10月10日まで。
ジブリパークは、2005年の「愛・地球博(愛知万博)」の記念公園内に開園予定。ジブリ作品ごとのエリアなどがある。ジブリ展は長野会場を皮切りに、愛知や熊本など全国5会場で開く。
入場するとすぐ、映画「となりのトトロ」に登場する巨大な「ネコバス」がお出迎え。乗ることもでき、娘たちが「ふかふか」と喜んだ千曲市の会社員会津伸也さん(44)は「家族で楽しめました」。
愛知万博で再現された、トトロの主人公が住む「サツキとメイの家」の模型も展示。大町市の大塚寛子さんは家族で万博を訪れたことを思い出し、娘で会社員の夢叶(ゆかな)さん(18)は「年齢を重ねると同じ作品でも印象が変わる」と話した。作品スケッチやジブリパークの紹介も並ぶ。
午前9時~午後5時(水曜休館)。一般1500円、中高生千円、小学生700円。チケットは公式サイトなどで取り扱っている。