「水橋橋まつり」が23日夜、富山市水橋地区で開かれた。住民らが3年ぶりに花火を打ち上げるとともに、白岩川河口で「ご神灯」の火を流し、新型コロナウイルスの収束を願った。雨が降ったが、大勢の家族連れやカップルらが見物に訪れ、歓声を上げていた。
花火は例年、白岩川の水上から約3000発を打ち上げていたが、今年は川沿いの密集を避けるため規模を縮小。スターマインなど約500発を打ち上げた。
ご神灯の火流しは、バイオ燃料を含ませた綿に火を付け、段ボールに載せて白岩川に流していった。約2000個の火が揺らめき、川を幻想的に彩った。
まつりは、白岩川に架ける橋(現東西橋)の資材にするため神木を切ったことをおわびして感謝をささげるため、水神社を建立して祭礼を行ったことが起源とされ、154回目。水橋地区自治振興会などでつくる水橋橋まつり協議会主催、北日本新聞社共催。