8月にイベントが開かれるスパイラル

8月にイベントが開かれるスパイラル

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脚光を再び―8月「スパイラル祭」 長野の元リュージュ選手ら

信濃毎日新聞(2022年7月29日)

 長野市の元リュージュ選手、吉崎雄貴さん(43)らが8月11日、同市のそり競技施設「スパイラル」で、冬季五輪メダリストによるトークショーやボブスレー搭乗体験などを楽しめるイベント「スパイラル祭(まつり)」を開く。現在は製氷が休止されているものの、2030年札幌冬季五輪が実現すればそり競技会場となる施設。スパイラルを使ったことがある元そり競技選手たちが、施設への感謝を込め、市民らの関心を高めようと企画した。

 イベントでは、コースに置いた長さ約50メートルの竹を使っての「流し信州そば」、リュージュの滑走体験、東京都大田区の町工場が中心になって開発する「下町ボブスレー」の搭乗体験などを用意。トークショーには、14年ソチ冬季五輪のノルディックスキー・ジャンプ男子団体で銅メダルを獲得した竹内択さん(35)と、ソフトボール日本代表の元エースでボブスレーなどでも五輪を目指した高山樹里さん(45)が参加する。

 流し信州そばは予約制で無料。トークショーも無料で聞ける。リュージュとボブスレーの体験は高校生以下無料で、大人は1回500円。クレープ、ラーメンなどのキッチンカーも参加予定だ。

 スパイラルを所有、運営する長野市は、維持管理費の負担の大きさなどを理由に18年度から製氷を休止中。神戸市出身で、リュージュの練習環境を求めて10年に長野市に移住した吉崎さんは「スパイラルがなければ長野には来ていなかった」と話す。

 イベント運営には、スパイラルの利用経験がある全国約30人の元そり競技選手が携わる。吉崎さんは「もう一度スパイラルで五輪が開かれる可能性があることを多くの人に知ってもらい、そり競技の魅力を伝えたい」と意気込む。

 午前10時~午後3時。詳細は専用ホームページ(https://www.spiral-festival.com/)で。協賛企業なども募集中で、問い合わせは吉崎さん(電話090・5167・4512)へ。ただ新型コロナウイルスの感染状況によっては中止となる場合もある。

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