現代アーティスト、大村雪乃さん(東京)の特別展「シールアートの魅力展」が29日、朝日町ふるさと美術館で始まり、シールで表現した夜景の作品など約30点が並ぶ。9月25日まで。
黒い背景に色や大きさの異なる事務用丸形シールを無数に貼り付け、黒い闇に輝く光を表現。東京・丸の内や新宿のオフィス街の夜景を描き、都会の忙しさや電力の大量消費社会への疑問を制作意図に込めた。
大村さんによる作品解説もあり、函館の夜景を描いた絵の前で「近づいたり離れたりすると全く違って見える。距離感を楽しんでほしい」と話した。期間中、舟川べりの「春の四重奏」をモチーフにしたワークショップも開く。
開会式で、山崎富士夫副町長と大村さんがあいさつし、水野仁士町議会副議長ら関係者でテープカットした。北日本新聞社共催。