長野市茶臼山動物園で30日、ウォンバットに近づけるファン向けのイベントがあった=写真。市内温泉施設の宿泊と組み合わせた初の企画だったが、ウォンバットの気まぐれでファン14人が長時間待たされる事態になった。
雌の「モモコ」を獣舎前で間近に見てもらう計画だった。だが、ウォンバットは夜行性。モモコは予定の午後2時半ごろになっても巣穴で熟睡し、姿を見せなかった。
結局4時過ぎの夕立で目覚めたモモコ。寝ぼけ眼で獣舎内の管理室に誘導され、見学が実現した。じらされたファンは大興奮。市出身で夫と参加した佐藤涼子さん(31)は「満喫できました」。