志賀町相神の真宗大谷派康順寺で14日までに、サギが羽を広げて空を舞う姿に似ている「サギソウ」の白い花が見頃を迎え、訪れた人に一服の涼を感じさせている。
前住職の藤懿袪麿(ふじいきよまろ)さん(77)と妻妙子さん(77)が10年以上前から球根を植え替え、少しずつ数を増やしてきた。暑さが厳しい今年は例年以上に丁寧に水やりし、約30鉢が順にかれんな花を咲かせている。
見頃は1週間程度続く見込みで、袪麿さんは支えてくれる妙子さんに感謝しながら、「2人で育てた大切な花を今年も多くの人に見てほしい」と話した。