スタジオジブリの映画ポスターやパンフレット約30点が、須坂駅(須坂市)前のシルキービル2階アートギャラリーに展示されている。須坂市出身の元映画技師で、2005年に72歳で亡くなった故小林創さんの収集品を並べた。ジブリの名作の数々を振り返ることができる。
同ビル1階に7月、市が子育て就労総合支援センターを開設したことを踏まえ、センターを訪れた親子に楽しんでもらおうと市側が企画。市は06年に小林さんの遺族から大量の映画ポスターやパンフレットなどを譲り受けており、今回はそのうち親子に人気のジブリ関連品を展示した。
会場には、「火垂るの墓」(1988年)や「おもひでぽろぽろ」(91年)など国内外で評価された作品のポスターがずらり。市の学芸員の千葉剛成さん(54)は「大人になったからこそ心動かされる作品もある。親子で鑑賞するきっかけにしてほしい」と話した。11月7日まで。無料。