五輪競技を含むさまざまなスポーツに焦点を当てた「国際スポーツ映画祭」が20日、県内で始まった。イタリアの財団「FICTS」が世界各地で開いており、日本では初開催。この日は松本市のインターナショナルスクールオブ長野(ISN)五常キャンパスでオープニングセレモニーが開かれ、同校の生徒6人が上映作品に関連した自身の考えを英語で発表した。
生徒らはドローンを操縦して順位を競うレースを取り上げた作品をあらかじめ鑑賞し、「ドローンをビジネスにできるか」をテーマに考えた。中学部1年の谷川十有子さん(12)は「好きなことを仕事にしようというのは良いことだと思う」とし、「新しいスポーツについて知るきっかけになった」と語った。
セレモニーでは、県出身の五輪メダリストの渡部暁斗選手(ノルディック複合)、小平奈緒選手(スピードスケート)らが寄せたビデオメッセージも披露された。映画祭実行委員長の土屋龍一郎さん(60)=長野市=は、「世界とつながるきっかけになってほしい」と期待した。
映画祭は27日まで。信毎メディアガーデン(松本市)やエムウェーブ(長野市)など県内6カ所で20作品を上映する。入場無料。オンライン上映もある。
【上映時間などの詳細は映画祭ホームページへ】
https://ficts-nagano.com/