交流拠点としての役割を目指して、直営店をオープンした宮本さん(左)

交流拠点としての役割を目指して、直営店をオープンした宮本さん(左)

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空き家改装し直営店オープン 魚津・宮本みそ店

北日本新聞(2022年9月9日)

 富山県魚津市宮津の宮本みそ店(宮本晃裕代表)が8日、工場兼店舗近くの木造2階建て空き家を改装し、直営店「BOBO(ボボ)」を開店した。買い物客や地域住民、生産者が集まる交流拠点の役割も目指す。

 2009年に祖父母の店を継いだ宮本さんは、米や大豆を自ら生産し、添加物を使わない体に優しいみそ造りに取り組んでいる。直営店では、定番の「純正」など5種類のみそ、こうじ、甘酒の「飲む糀(こうじ)」に加え、オープンに合わせてこうじと豆乳を使ったジェラートやブルーベリーのソルベの販売を始めた。

 1階部分に販売スペースのほか、交流スペースを設けたのが特徴。開放的な畳敷きの和室やテーブルを置いた土間を備え、地域住民が訪れやすいようにした。宮本さんは「お客さんや地域の人が集まり、地域の課題や困っていることを話し合うことで、未来に地域をつないでいきたい」と話す。農家民泊や全国の生産者らとの交流を目的に、宿泊できるよう2階部分の改装も計画しているという。

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