富山県南砺市高瀬(井波)の高瀬神社は8日、風の力で疫病を追い払おうと、拝殿や手水舎(ちょうずしゃ)に風車約250個を取り付けた。10月8日まで飾る。
同神社は風をつかさどる神様「級長戸辺命(しなとべのみこと)」を祭っている。新型コロナ収束を祈るとともに、参拝者に涼を感じてもらおうと企画した。病魔をはらう色とされる赤色の和紙を使い、神職とみこが手作りした。
十五夜や十三夜など日本の風習に親しんでもらおうと、参集殿(さんしゅうでん)のテラスには月とウサギの折り紙120個を飾っている。