長野市中心部の中央通りで24日、大道芸人17組が芸を披露する「第25回ながの大道芸フェスティバル」が開かれた。新型コロナウイルスの影響で開催は2年ぶり。小雨が降る中でも多くの親子連れらが訪れ、ジャグリングやパントマイム、バルーンアートなどの芸に見入った。
イベント中、会場の各所で笑いや「おーっ」という歓声が上がった。毒舌や歌、マジックで客を楽しませたユニット「美♥銀(ビギン)」のクラウン銀さん(62)=富山市=は約20回目の参加。「長野の人は『ここで欲しい』という時に拍手や笑いをくれる」と話す。観客との当意即妙のやりとりが大道芸の醍醐味(だいごみ)だとし「子どもからお年寄りまで楽しんでもらえる芸は難しいが、だからこそ楽しくて深い」と笑顔だった。