福井県大野市の越前大野城が雲海に浮かんだように見える「天空の城」が10月14日朝、今季初めて確認された。感動的なシーンを写真に収めた福井市の男性は「盆地全体が雲海に覆われ正真正銘の天空の城だった。まち明かりもぼんやりと見え、幻想的で美しかった」と話した。
男性は約10年前から雲海から顔を出す城に魅せられ、越前大野城のほか、竹田城(兵庫県)や備中松山城(岡山県)などで撮影している。
この日は午前4時ごろ、撮影スポットとなっている大野市犬山から天空の城が見られたという。男性は「15分ほどだったが素晴らしい光景だった。3年連続でシーズン初の天空の城を見られた」と話していた。
大野市観光協会によると、天空の城は10月~翌年3月、前日の湿度が高く冷え込んだ朝に出現しやすいという。