福井県大野市の市和泉郷土資料館に10月21日、肉食恐竜が描かれたトリックアートがお目見えした。口を大きく開けた恐竜が飛び出すようなデザインで、恐竜に襲われているような写真を撮ることができる。
2023年秋に中部縦貫自動車道の九頭竜インターチェンジまでの開通を控え、市が資料館の展示リニューアルや近くのJR九頭竜湖駅の駅舎塗り替えを前に企画した。
トリックアートは、資料館近くにある道の駅「九頭竜」の観光客を取り込もうと、展示棟正面に設置。同市でアロサウルスとディロングの仲間の歯の化石が見つかっていることにちなみ、2頭が同館から飛び出している様子を高さ3・3メートル、幅4・1メートルの防水性シートに印刷した。
紅葉目当てに大野市を訪れた東京都の男性は「迫力満点の絵で、また大野に行きたくなった」と話した。