長野市若穂保科の清水(せいすい)寺で、参道を中心に植わるカエデ約300本が色づき始めた。冷たい小雨がぱらついた4日はイロハカエデやミネカエデなどの葉がぬれ、赤や黄の深みが増した印象。彩り鮮やかな境内で、訪れた参拝者らは錦秋を満喫していた。
好みのアングルを探して写真を撮っていた同市上野の写真愛好家原山公作さん(68)は「そろそろ見頃かなと思い楽しみに来た。(紅葉が)早い木と、まだ緑の残る遅い木の差があって、色合い豊かな絵が撮れた」とうれしそう。
寺を管理する北野和男さん(73)によると、紅葉は来週末が最盛期で今月下旬まで楽しめそう。恒例の「清水寺もみじまつり」は、今年も新型コロナのため中止した。