一般公開している毘沙門天王像

一般公開している毘沙門天王像

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上杉謙信ゆかりの秘仏を公開 須坂市の米子瀧山不動寺で21日まで

信濃毎日新聞(2022年11月9日)

 須坂市米子の米子瀧山(たきざん)不動寺は、戦国武将上杉謙信が生涯傍らに置いて拝んだと伝わる秘仏「毘沙門天(びしゃもんてん)王」像を21日まで公開している。竹前敬史副住職(50)は「新型コロナ禍、戦争、不況など、苦しい時代の今、心のよりどころにしてほしい」としている。

 高さ約15センチの木像で「謙信の枕本尊」と歴代住職に伝えられ、作者は不明。左手に宝塔を持ち、右手で三つまたの矛を突き立てて邪鬼を踏み付ける姿で厨子(ずし)に収まる。米子大瀑布(ばくふ)に近い同寺奥之院に安置されていたが、戦時中に現在の本坊へ移されたという。

 これまでは長野市の善光寺御開帳に合わせて公開してきたが今年の御開帳では新型コロナ対策で公開を見送っていた。今回はJR東日本の誘客キャンペーン「旅する北信濃」に合わせて10月から公開している。午前9時半~午後3時。15日休み。拝観料600円。毘沙門天王の特別御朱印も600円で販売している。問い合わせは不動寺(電話026・245・0972)へ。

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信濃毎日新聞デジタル https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022110800986
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