チューリップが奏でる音楽をイメージした大花壇のデザイン=砺波チューリップ公園

チューリップが奏でる音楽をイメージした大花壇のデザイン=砺波チューリップ公園

富山県 砺波・南砺・五箇山 花・紅葉

大花壇が楽譜に 2023年春のとなみチューリップフェア、デザイン発表

北日本新聞(2022年11月19日)

 砺波市花と緑と文化の財団は18日、来春のとなみチューリップフェアで、メイン会場となる砺波チューリップ公園(同市花園町)を彩る大花壇のデザインを発表した。フェアのテーマ「チューリップが奏でる 色彩のシンフォニー」に沿って、15品種21万本のチューリップで描いたト音記号や音符が浮かび上がるような地上絵にする。

 大花壇は2600平方メートルで、楽譜をモチーフに赤の「レッドプラウド」や「プリティーウーマン」で音符を、白の「キャサリナ」などで五線譜をかたどる。

 円形花壇には12品種3万7千本のチューリップと青のワスレナグサでらせんを描き、花が持つ癒やしの波動が広がっていく様子を表す。

 この日は、大花壇でチューリップ球根の植え込みが始まり、県花卉(かき)球根農業協同組合や生産者ら約20人が球根を一つずつ手植えした。今月末まで続く。

 デザインを考案した同財団の三上亜紀代企画普及係主査(48)は「子どもからお年寄りまで一目で分かるように工夫した。わくわくと楽しんでほしい」と話した。

 フェアの会期は来年4月22日~5月5日。300品種300万本が会場を彩る。大花壇には中生(なかて)と晩生(おくて)をそれぞれ3割、極晩生を4割植え、14日間の会期を通して地上絵を楽しめるようにする。開幕時には全体の3割が開花する見込み。

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